頭痛

頭痛は、鍼灸臨床の中で、一目で「底の見える病気」ではないので、鍼灸治療に入る前に、丁寧な問診や、検査結果及び既往史の精査によって鑑別診断をしなければならない。

と言うのは、「頭痛」という症状に、場合によっては重大な病気(脳腫瘍や脳血管性病変等)が隠されている恐れがあるから。
 鑑別診断を経って、重大な病気がないと確認出来て初めて鍼灸治療に入る。血管収縮性頭痛なら、鍼治療プラス温め、反対に、拡張型頭痛では、頭痛そのものに対する鍼治療と同時に、「熱」を取り除く治療も必要になる。