孫栄金鍼灸院による小児夜尿症の鍼灸治療
夜尿症の原因はいろいろあるが、それらに関してはこのページに参照いしてください。ここでは当院の夜尿症に対する治療法の概要を紹介します。
1、下腹部のお灸(ドラグストアからもぐさを買って、自分でできるようなものではなく、中国から直輸入した本格的なもぐさです)をして、膀胱の貯尿機能や排尿機能の改善を図ります。
2、腰部や尾骶部のツボに刺鍼して、腎臓や膀胱を支配する神経の機能調整や、機能強化を図ります。
3、後頭部等のツボに刺鍼することによって、泌尿系を支配する中枢神経に刺激を与え、これらの神経の腎臓においての、尿の生成及び濃縮機能を調節し、尿道括約筋のガード作用をも強化して、夜尿症の解消を図ります。
4、アルファ21カプセルの官能回春コースで、全身の新陳代謝を改善し、鍼灸と合わせて、夜尿症への治療効果を一層高めます。
以上、大変概念的な内容でしかないが、当院はこのような原則に従って夜尿症の鍼灸治療を行っています。
附:症例紹介
Y.C君、10歳、来院当初は週に5日間お漏らしをしてしまいますが、初回治療後、4晩のうち、一回しかお漏らしをしませんでした。初来院から一か月、累計10回の施術(鍼灸治療)後、二週間に渡って一度もお漏らしをしませんでした。その後、効果を固める為に、さらに週に1回の鍼灸治療を続けながら観察していましたが、4か月が経っても、お漏らしが全くなかった為、治癒とみなし、治療を終了した。